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オリンピックの商業的価値とは!?

ロサンゼルス五輪以降、オリンピックは商業化されたと指摘され、裏舞台では巨額の金が飛び交っている。 そのことはクーベルタンが始めた近代オリンピックの精神を汚すものなのか。 オリンピックの商業化の流れを歴史的に振り返りながら、その商業主義の是非を論じたのが 『オリンピックと商業主義』 (集英社)だ。 著者でスポーツライターである小川勝氏に「オリンピックの商業的価値」を中心に話を聞いた。 ――そもそもオリンピックを主催する国際オリンピック委員会(IOC)とはどんな組織なのでしょうか? 小川勝氏(以下小川氏): IOCは世界にオリンピック運動を推進する組織です。 日常的にオリンピック運動を推進していますので、4年に一度のオリンピックはその運動のひとつに過ぎないのです。

オリンピックは平年ですか?

…正解は、うるう年! 100で割り切れるから平年かと思いきや、400でも割り切れるから閏年。 1992年開催のアルベールビルオリンピックまでは、冬季オリンピックと夏季オリンピックは同じ年に開催されていました。 せっかくのお祭りごとだから、2年ごとに分けた方が盛り上がるんじゃない? というIOCの決断があり、それ以降は夏季五輪と冬季五輪は2年ごとに開催されるようになりましたとさ。 ※実際のところは、経済合理性や各国のメディアや選手の負担、IOC自身の負担などがあったのだと思われます。

オリンピックの本当の目的とは!?

オリンピックの本当の目的は、実はもっと奥深いところにあります。 「私たちは、1つであることに気づくため」にあるのです。 「肌の色、言葉の違いはあっても、私たちは1つなのですよ」ということを、スポーツを通して気づいてほしいから、あるのです。 オリンピックの競技が始まれば、国の違いはあっても、もはや関係なくなります。 レスリングは、自分と相手で別々の存在に思えても、相手がいるからこそレスリングができるのだという事実に気づきます。 相手がいてこそ、レスリングは可能です。 人間1人では、レスリングは成り立ちません。 つまり、自分と相手は1つなのです。 スポーツを通して、体感してほしいためです。 オリンピックは、私たちは1つであるという真実に気づくためにあります。

オリンピックの商標は何ですか?

オリンピックに関連する商標(以下、「オリンピッ ク商標」という)は、日本において少なくとも、① 国際オリンピック委員会(IOC)、②公益財団法人日 本オリンピック委員会(JOC)、③公益財団法人東京 オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 (東京2020組織委員会)の三つの団体により保有 されている。 IOC は、「五 輪の図 形」、「OLYMPIC」、「オリンピッ ク」、「五輪」、「OLYMPIAN」、「OLYMPIC CHANNEL」、 「OLYMPIC MOVES」などを登録している(図5)。

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